事業方針・内容｜ヤマサン｜山本産業株式会社

いつも、弊社の製品をご愛顧賜りまして大変有り難うございます。
当社の創業は大正10（1921）年で、草創期は綿織物を生産し、昭和34（1959）年にカーペットの生産に転換しました。

有史以来、人は繊維（テキスタイル）を巧みに生活に中に取り込んで来ました。
この素材にはこれからの農業、工業、建築、土木、交通、通信、物流、医療、スポーツ、余暇、娯楽などに驚くほどの開発余地があり、私たちはこの素材を使って新しい発想で、新しい市場に、時代ニーズを堀り起こす自由な提案を求められており、その展開を願っております。

情報技術の急速な発展が大幅な経済のグローバル化とボーダレス化をもたらし、企業はますます迅速で的確な対応を必要としています。その結果、従来の商品生産（ものづくり）の視点や取り組み姿勢が大きく変わりつつあります。

信頼される企業として私共はこの新しい変化のうねりに対応する堅実な経営を目指して進む決意でいます。
繊維と樹脂を調和させる取り組みを根幹とし、自由な発想と細やかなバランス感覚で環境・安全・健康に配慮し、「感性あふれる商品生産（ものづくり）」を軸に「暮らしに知恵」を提案して参ります。
新しい企業文化の創造に取り組む調和の取れた企業への成長を目指して、社会に貢献する努力を更に重ねます。

どうか、これからも今までと変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長　山本　恭弘

私たち、ヤマサングループは、優れた製品と新しい価値の創造を通じて、
人々の快適な生活と豊かな社会づくりに貢献します。

●	地域社会・お客様・お取引先・社員との共生と繁栄を図り、社会から信頼される企業であり続けます。
●	安全・品質・環境を最優先し、常に会社品質の向上を目指し、堅実な経営を継続します。
●	お客様に満足いただける製品とサービスを提供し、顧客志向の精神で誠意をもって行動します。
●	人を育て、人を活かし、働きがいのある明るく活力に溢れる少数精鋭企業を目指します。
●	新分野の開拓と新技術の開発に積極的に取り組み、価値あるモノづくりに挑戦します。
●	グローバルな観点で常に変化を先取りし、更なる進化を目指して成長し、社会的責任を果たしていきます。

蓄積したノウハウとユニークな加工技術が
街に、オフィスに、快適とやすらぎを提供します。

繊維と樹脂との独特な組み合わせを創り出すのは、ヤマサン独自の工夫と加工技術です。

各種樹脂の特色ある持ち味を引き出すヤマサンのコーティング設備。

■ラテックスコーティング設備
広幅のカーペット生機を乾燥炉の中に送り込みながらエマルジョン系LATEXをこの生機の裏面に均一に塗布します。
一般インテリア用途のほか産業資材など極めて広い用途に向けて多彩な生産展開をしています。又、SBR、EVA、NBR、アクリル系を用いた樹脂の特性を生かす製品開発に加え、撥水撥油、消臭、抗菌など各種の付加加工、吸音・防音などの機能性加工を可能にしました。

■マルチコーティング設備
オレフィン系樹脂を加熱溶融し、フイルム状または、スプレー状に塗布し、テキスタイル裏面に直接ラミネートする工程で、インテリア資材や、建材用、車両用等分野など熱可塑性や軽量化性、熱成形性を必要とする資材には最も適した塗布設備。燃焼時点の排出ガスがクリーンなメリットを活かして今後の開発展開が大きい夢のラインです。

■タイルコーティング設備
極めて加工用途の広いPVCコポリマーをゾル状にコンパウンドし、加熱成型します。リサイクル、エコマーク、非塩ビ樹脂加工など多岐にわたる付加価値加工が可能です。樹脂の自社混練りから始まりゾルコーティング、加熱成型、裁断、箱詰めにいたるまで一貫してこなす工程に特色があります。

■フォームコーティング設備
コンパウンドされたポリオールをイソシアネートと高速でミキシングし、軟質ポリウレタンフォームをテキスタイルの裏面に直接コーティングする日本で唯一の極めてユニークな化学発泡設備。製品の軽量衝撃音レベルL35は他素材の追従を許さない当社独自の技術です。近年は機械発砲設備も導入し、主力の家庭用途のほかコントラクト、スポーツ用途など製品の市場が広がっています。

無限の可能性を追求する研究開発。

当社のR＆Dは『テキスタイル＋ケミカル＋コーティング』の複合テクノロジーです。研究開発の成果として、独自の工夫と設備で製品を仕上げ、生活にゆとりと安らぎを提供します。素材メーカーとの共同開発やテストプラントでの地道な基礎構築は提案型企業として市場が必要とするニーズを掘り起こし無限の可能性を追求します。

テキスタイルコーティングテクノロジー